DVによる離婚|慰謝料相場や証拠の集め方のポイントなど

DVによる離婚での慰謝料の相場は、概ね50万円〜250万円程度です。
ただし、DVの程度や婚姻年数によって大きく異なり、DVの頻度が多い場合、暴力の内容がひどい場合、DVが行われていた期間が長い場合などには、慰謝料が高額になります。

DV加害者との離婚成立と慰謝料請求を成功させるためには、DVの証拠を集める必要があります。

DVの立証に必要なのは、「日常的に行われていること」「実際に警察や医療機関を頼るほどの被害を自覚していたこと」の2点だとされています。

・警察や公的機関等への相談記録
警察や女性センター、DVセンターなどの公的機関へ相談した際の相談記録は、有力なDVの証拠になります。

相談記録は、相談先へ申請すれば出してもらうことができます。

・診断書、画像、診療報酬明細書
暴力を受けたら、すぐに病院へ行って医師の診察を受けます。
医師に対しては暴力が原因であることを伝え、離婚請求の際にDVの事実を否定されないようにします。

・ケガをした部分の写真や動画
暴力によってあざやキズができた場合、その部分の写真や動画を撮影します。
被害者が特定でき、身体のどこの部分かわかるように、ケガを大きく写したものと遠くから写したものを何枚か撮影しておくことがポイントです。

・暴力を振るわれている時の音声・映像
被害者と加害者の姿、または名前を呼ぶ声が記録されるようにすることができれば、有力な証拠になります。

・詳細な日記
暴力のあった日時と場所、暴力の方法、暴力が行われた理由などを詳細に記録した日記があると、証拠になります。

梅ヶ枝町法律事務所は、大阪府全域をはじめ、兵庫県や京都府、奈良県など近県にお住まいの皆さまからのご相談を承っております。
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